脂肪酸バランスが悪いと炎症がひどくなる?



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摂取する脂肪酸によってアレルギーが発症・悪化していることについて

Q.脂肪酸バランスが悪いとアレルギーの原因になる?

戦後、魚を食べる量が減り、肉や乳製品を食べる機会が増えたことでアレルギーが増えたという話は本当ですか?肉と魚では何が違うんですか?

A.オメガ3系脂肪酸の不足、オメガ6系脂肪酸の過剰摂取が問題です。

食生活が戦後大きく変わったことはご存じだと思います。

食の欧米化とは?

  • パンを食べるようになった。
  • 炒める、揚げるといった調理法の登場
  • 肉類、卵、牛乳、乳製品の摂取量の増加
などなど。

炭水化物の供給源が米だけではなく米とパン(小麦)になったこと、魚の消費量が減り、肉類、卵、牛乳、乳製品の摂取量の増加したこと、 炒めるや揚げるといった調理法が加わったことで、摂取する油脂の量が増えたことなどがあります。

食が欧米化したことで、肉食に慣れていない日本人の腸に大腸ガンが増えたとか血がドロドロになって心筋梗塞などの病気が増えたということは ご存じだと思うんですが、同時にアレルギー疾患も増えているんですね。

その背景にあるのは、食事から摂取する油(=脂肪酸)が変わったことにあります。

日本人が魚を多く食べていたのはご存じだと思いますが、それにより魚油に含まれているオメガ3系脂肪酸を摂取することができていました。 しかし、戦後は魚を食べる機会が減り、肉類や油を使った料理を食べる機会が増えて、オメガ6系脂肪酸を過剰摂取するようになってしまったんです。

オメガ3系もオメガ6系も必須脂肪酸であり、身体にとっては不可欠なものなんですが、バランスが非常に大事で、その摂取比は、オメガ3系を「1」とすると、 オメガ6系は「1~4」が理想だといわれています。(※1:1~1:4)

ただ、今の日本人の食生活ではどんな摂取比になっているかというと、1:10~1:30ぐらいになっているといわれています。 明らかにオメガ3系が不足しており、オメガ6系脂肪酸が過剰摂取になっているわけですね。

アレルギーにとって問題なのは、オメガ6系脂肪酸にアレルギー反応や炎症を促進する作用があるということ。このオメガ6系脂肪酸と真逆の作用があるのが オメガ3系脂肪酸なので、アレルギーの方は意識してオメガ6系脂肪酸の摂取量を減らして、オメガ3系脂肪酸の摂取量を増やさないといけません。

いかに不潔を取りいれるかがアレルギー予防になる!?

日本人の食が欧米化することで、使用頻度が増えた油には、サラダ油やコーン油、べにばな油などがありますが、これらはすべて「オメガ6系脂肪酸」です。 料理の際に、普通に使うと思うんですが、それが過剰摂取につながりアレルギーを悪化させる原因になります。

意識して減らさないと過剰摂取になってしまうのがオメガ6系脂肪酸だと思ってください。

逆に意識して摂取しないと不足してしまうのが「オメガ3系脂肪酸」です。オメガ3系脂肪酸を含むのは、青魚の油、シソ油、えごま油、亜麻仁油などがあります。 どうでしょう?魚はたまに食べるかもしれませんが、その他のオイルを普段から使っているという人はいないはずです。

オメガ6系脂肪酸・・・極力減らす

  • サラダ油
  • コーン油
  • ひまわり油
  • なたね油

オメガ3系脂肪酸・・・極力増やす

  • 魚油
  • シソ油
  • えごま油
  • 亜麻仁油

アレルギー対策としての食事療法の1つにオメガ6系脂肪酸を完全に断つというものがあります。「リノール酸断ち」といわれる方法で、「必須脂肪酸であるオメガ6系脂肪酸を断つなんてどうかしてるぜ!」 と思うんですが、リノール酸は白米なんかにも含まれていて、そこから必要量は十分摂取できるみたいです。

食事療法としてのリノール酸断ちは思いのほか好評で改善例も多くあります。アレルギー対策としてだけなく生活習慣病予防にもリノール酸断ちは役立ちますから、 思い切って家にある食用油は全部入れ替えるぐらいのことをやってもいいと思います。

子供ため、そして何より自分のためになります。

オメガ3系脂肪酸は女性の強い味方

脂質というと太るというイメージがあるかもしれませんが、細胞膜や性ホルモンの材料になるものですから、不足すると身体の外側も内側もカラカラになって干上がってしまいます。 特に40代以上の女性は、女性ホルモンの維持や肌のハリツヤを維持するためにはオメガ3系脂肪酸は欠かせません。

健康と美容のことを考えると摂取する脂肪酸のバランスを考えるというのは非常に重要になります。 まだ問題が起きてない人には脂肪酸バランスが悪いといっても問題意識は低いと思うんですが、 アレルギーですでに辛いという人の場合は、問題意識も高いと思います。

アレルギー問題は人間が自分で自分の首を絞めているケースが圧倒的に多いです。食生活がアレルギーを招いているというのはお伝えしたとおりですが、 幸運なことに食生活については今すぐ改善に取り掛かることができます。

意識してオメガ3系脂肪酸を増やし、オメガ6系脂肪酸を減らす。やってみてください。

ガンガン魚を食べましょう♪

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